アメリカン・スナイパーを観てきた話

2月21日(土)にクリント・イーストウッド監督の映画「アメリカン・スナイパー」を観てきました。公開初日の初回上映です。

この映画は、イラクへ4度遠征したネイビーシールズの狙撃兵クリス・カイルさんの実話を元に作られた作品なんですね。実は私、実話だという前情報など何も見ず、アメリカ軍の屈強な男がドンパチやる映画だと思って観に行ってたものですから、ラストに実話だと知ってなんとも言えない気持ちになりました。

イラクの町並みが映れば「あー、ゲームでよく見る景色だな」と思い、終盤の孤軍奮闘するシーンでは「ハハッ、FPSみたいに敵兵がゴミみたいに群がって来てて面白いな」とか思いながら観ていました。ラストシーンでも、奥さんがクリス氏を見送るシーンで意味ありげな眼差しを送っていたので、「"心をなくしていたのは戦地へ赴いていた旦那だけではなく、実は奥さんもだった!"というオチかな?」と裏読みしていたら突然実話だと知らされ面くらいましたね。エンドロール中も「どうしてなんだ・・・」と若干放心気味になっていました。

前情報があったら最初から「実話」としてしか観れなかったと思うので、何も知らなかった分楽しめたかなという感じです。せっかくなので、もう一度観に行きたいですね。

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というのが映画の感想。

で。

映画館行くと"奴ら"がいるじゃないですか。
そう、映画の本編が終った途端に席を立つ"奴ら"です。

何なんですかね?アレ。まだ上映中なのにスクリーンの前や視界の端をうろちょろして、本編観た直後の余韻がぶち壊しなんですよ。まぁ、気持ちは分からないでもない。確かに洋画とかだとエンドロールが2曲分くらいあってものすごく長いからね。でも映画ってエンドロールまで終わってスクリーン横のカーテンが開くまで終わりではないじゃないですか。ものによってはエンドロール後におまけがあったりするし、この前観たベイマックスだってエンドロール中の映像やその後のおまけがあって楽しめました。アメリカン・スナイパーだってエンドロール中の静寂は余韻に浸れて「ここまで演出なんだなぁ・・・」と何だか感心しました。やっぱりエンドロール後まで含めてひとつの作品なんですよね。それなのに途中で席を立ってしまうのは勿体無いなと思います。

それに上映前にやってますよね「上映中はお静かに」って。